瞑想のある暮らし ~Take it as it comes~

超越瞑想(TM)インストラクター&翻訳者 大久保雄介のブログです。瞑想、英語、海外旅行、食べ歩きのことなど書いてます。

「ちょうど良い」ポイントを求めて

私達は皆、「ちょうど良い」ポイントを探して生きている気がします。

 

何かを過剰にしてしまうと、ほどほどにしておけば良かったことに気が付きます。

 

  • 頑張り過ぎて体調を崩す
  • 食べ過ぎて不快感を味わう
  • お金を使い過ぎて後悔する
  • 言い過ぎてしまって罪悪感を味わう

 

こんな経験、誰にでもあると思います。

 

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超越瞑想(TM)インストラクターとして自分でも瞑想を続けてきて思うのは、疲労やストレスの蓄積は、快適な生活を妨げる本当に大きな原因になっているということです。

 

冷静になれば心と身体に負担を掛ける行動を取ろうとしていることがわかっても、疲労やストレスが蓄積していると、歯止めがかからず針が一瞬極端な方向に振れてしまうのです。

 

上に挙げたことは、以前の私が実際に経験したことです。

 

20代の頃、私は過剰な飲食でストレスを解消していました。会社員時代は、金曜の夜にスイーツとお酒を大量に買い込み、夜中まで一人で飲み食いしていました。そのときは良かったのですが、翌日の朝になると胃はムカムカし、頭痛もしていました。

 

それでも土曜の夜になると友達と飲み歩きました。やはりそのときは楽しいのですが、結局身体はさらに重くなり、余分な出費もかさみました。

 

スイーツもお酒も適度に楽しむ分には良いのですが、何しろ量がハンパではありませんでした。

 

日曜はお昼まで寝て過ごし、金土に無理をした身体への負担を何とか中和する・・・という具合でした。 

 

さらに仕事でもプライベートでも、よく考えずに人を傷付けるようなことを言ってしまったり、人から言われたことを必要以上に重く受け止めて落ち込んだりしていました。

 

そのストレスを結局週末の過剰飲食で解消しようとするわけです。このループに終わりはありません。

 

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瞑想を続けていると、「ちょうど良い」ポイントが努力なくわかるようになりました。極端な方向に針が振れてしまう前に、心と身体がスッと針を真ん中に戻してくれるという感覚です。

 

地に足が着いた状態で、意識的な判断は冷静にできるようになり、無意識の判断は心と身体が適切にしてくれます。

 

一言で言えば、無理をしなくなります。良い意味で無理ができなくなります。

 

適切なことは全て、心と身体が自然に教えてくれます。人間とはそもそもそのように出来ているのだと思います。その自然な機能を取り戻すために、疲労やストレスを常にリセットする手段が必要なのです。

 

あの頃の自分が瞑想を知っていたら、今でも会社員として幸せに暮らしていたかもしれません。

 

でもあの頃の自分がいたから、今同じような状況にある方々に瞑想を教えることができるのだと思います。

 

この「ちょうど良い」感覚を一人でも多くの方に味わっていただきたいなと思います。

 

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