先日は英語の発音シリーズを書いてみましたが、今回は趣向を変えて、「ハテナな和製英語」について書いてみたいと思います。
まず思いついたのが、「コアノン」というトイレットペーパー。想像はつくと思いますが、芯無しのトイレットペーパーです。芯が無い分、ペーパーが長いので長持ちします。ウチは長いことこれを使っています(イラストは芯有りですが 笑)。
さて、気になるのは「コアノン」というネーミング。英語にしてみましょう。
core-non
否定を表す「non-」は単語の後ではなく前に付けて使います。例えば、何でも良いのですが
non-verbal
non-Japanese
のように使います。
では、「non-core」とすれば良いのかというと、これでは「芯ではない」という意味になります。「~がない」の場合は「less」を使います。したがって正しくは
coreless
となります。
ちなみに仲の良いオーストラリア人の友達、リサに聞いてみたところ、やはり
Coreless toilet paper is the name it seems to go by.
そういうのは「coreless toilet paper」って呼んでるんじゃないかな
とのことでした。
もう少し話していると、こんな話題が出てきました。
彼女によると、アメリカの人達は「toilet」という言葉を直接言わないよう、特にこだわりがあるみたいです。学校でも習うかもしれませんが、やはり「bathroom」の方が遠回しで良いのだと思います。さらに、こんなことを言っていました。
Lately I notice they call toilet paper TP (so the evil word 'toilet' is not heard)
最近だとアメリカの人達はトイレットペーパーをTPって呼んでるみたいね(「toilet」っていう不快な言葉を耳にしなくて良いように)
トイレットペーパー=TP(笑)
何だか最近の日本なら受け入れられそうな略語。勉強になりました!
またリサのネイティブチェックを受けながら、「ハテナな和製英語」について書いてみたいと思います。