瞑想のある暮らし ~Take it as it comes~

超越瞑想(TM)インストラクター&翻訳者 大久保雄介のブログです。瞑想、英語、海外旅行、食べ歩きのことなど書いてます。

日本人英語を添削してみよう(1)

先日行った公園に、こんな掲示がありました。

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気になるのはこの英語

No Smoking anywhere on premises

 

「on premises」という表現がちょっと引っ掛かります。正しく使われているのでしょうか。

 

premisesの定義を英英辞典(Longman Dictionary of Contemporary English)で調べると・・・ 

the buildings and land that a shop, restaurant, company etc uses

(店舗、レストラン、企業などが使用する建物及び土地)

 

使い方自体はそこまで悪くなさそうです。Longmanにも次のような例文があります。 

Smoking is not allowed on the premises.

 

ただ、何となく建物に重点を置いた注意になっている気がします。

 

私としては「park」を入れて、もう少し公園に合った形にできないかなぁと思いました。そこでネイティブチェック。先日も登場してくれたオーストラリア人の友達、リサです。

 

最初にくれたアイデアはこちら(日本語訳は参考程度で)。 

No Smoking! This park is a smoke free zone
(喫煙はご遠慮ください。この公園は禁煙区域です)

 

そして2番目のアイデアがこちら。

Smoking is prohibited in this park
(この公園では喫煙は禁止されています)

 

喫煙関連の掲示については、こんなコメントをくれました。

The smoking one can be a bit stronger. When it comes to smoking - I notice that the direction is... more direct.
(喫煙の掲示は少し強めでも良いかも。喫煙だと、指示はより直接的になる気がする)

 

そして自分のアイデアについて。

The second one is a good definite directive! like - you can't do it so don't argue
(2番目の方がハッキリとした指示になっていて良いね。ダメなんだから文句を言うな、みたいな)

 

日本語訳にするとたいして強さは変わらない気がしますし、「No Smoking!」の方が何だか強そうな感じを受けます。

 

1つ目は喫煙するか否かは結局その人次第という意味合いになり、2つ目は「prohibited」(禁止されている)と明言されている分、より強制力が強いみたいです。

 

「prohibited」についてはこんなことも言っていました。

In my mind it sort of implies there will be bad consequences if you ignore it
(何となく無視したら悪いことが起きそうな気がする)

 

今回も勉強になりました!ありがとうリサ!