私達が指導している超越瞑想(TM)は、「頑張らない瞑想法」です。
瞑想を習うことは皆さんにとって新しい体験なので、どうしても
「習ったのだからきっちりやらなければならない」
「集中してやらなければならない」
といった考えが出てしまいがちです。
また、
「私は長い時間瞑想に集中するなんてできない」
という声も耳にします。
「瞑想」イコール「集中」というイメージがかなりあるのだなと感じます。
超越瞑想(TM)は決して精神統一でもなければ、何かに集中したり、心をコントロールしたりもしません。
「瞑想は気楽に行うもの、努力は必要ない」
と私達は考えます。
超越瞑想(TM)に興味を持って説明を聞きに来てくださる皆さんは、基本的にそれぞれの悩みを抱えていて、それを解決したいと思っています。
なので、瞑想を実習するときにも少し力が入ってしまいがちです。例えば無意識に背筋をピンと張って座ろうとしてしまうのです。
ストレスを抱えながらも、これまで日々最大限に努力して頑張って生きてきた私達。
自分にムチを入れて追い込んで、自身の成長と結果を必死に追い求めてきた私達。
そこにシンプルな超越瞑想(TM)が登場し、インストラクターがこう言うわけです。
「気楽にしてください。努力は必要ありません」
頭では分かっていても、受け入れられない部分があるのかもしれません。力を抜けと言われても、それに慣れていないのかもしれません。
分かります。私だってTMを始める前は、どんな時も気を抜かず頑張らなければならないと思っていました。
私達は「楽にやりましょう」「リラックスしましょう」「気楽にして大丈夫ですよ」「自由にしてください」と繰り返し受講者さんに語り掛けます。
最初は力が入っていて、背筋をピンと伸ばして座っていた受講者さんも、やがて楽に座って、穏やかな表情で瞑想するようになります。
四日間の指導によって不安なく瞑想できるようになることで、確実に力は抜けていきます。この瞑想法そのものが、心と身体を緩めてくれるとも言えます。
気楽に続けることが何よりも大切です。
集中しない、努力しない、それが超越瞑想(TM)です。
普段皆さん十分に頑張って、努力されていると思いますので・・・。
皆さんが1日2回20分、瞑想する時間を持つことで、余分な力を抜いてリラックスし、それによって本来の実力を発揮していただけるようになることが、私達の願いです。