瞑想のある暮らし ~Take it as it comes~

超越瞑想(TM)インストラクター&翻訳者 大久保雄介のブログです。瞑想、英語、海外旅行、食べ歩きのことなど書いてます。

スイスでの研修に行ってきました

いつかのブログ記事でもお伝えしましたが、超越瞑想(TM)は世界で1000万人以上の方が実践している瞑想法です。

 

tmlife-yokubo.hatenablog.com

 

今回私達は、スイスで行われた超越瞑想(TM)の研修に参加してきました。場所はチューリッヒから電車で2時間ほどのエンゲルベルクという街。ちなみにエンゲルベルクには「天使の谷」という意味があるそうです。

 

下の写真は会場のホテルから少し歩いた場所で撮影したもの。こんなにも素晴らしい環境で10日間を過ごしてきました。

 

今回は世界各国から35名ほどの参加者が集まりました。

 

研修らしく勉強の日もありますが、スイスの大自然を満喫するお出掛け(遠足?英語ではOutingと言います)の日もあります。ちゃっかり妻との記念写真も撮ってもらいました。

 

お出掛けの時間は仲間と交流するのにも絶好の場。今回一番仲良くなったのは、なんとオーストラリアで俳優をしている男性!日本語勉強中で、将来は日本に住みたいとか。

 

瞑想という共通項があるだけで、世界中に友達ができてしまう。超越瞑想(TM)を始めた頃は想像もしていませんでした。

 

食事はシェフが腕によりをかけたベジタリアン料理。決して物足りないということはなく、しっかりと満足のいくもので、期間中の健康を支えてくれました。

 

今回の研修で一番感じたことは、自然であること、自分であることの大切さです。スイスの大自然を前にすると、その雄大さや力強さに抵抗しようなんていう気持ちは一切なくなります。

 

確かに努力というものは、目標を達成するための素晴らしい作業ということもできますが、そこに無理があったり苦痛を伴ったりすると、「不自然」なものになります。

 

宇宙や地球が、ただありのままでいるだけでここまで進化(存続と言ってもいいかもしれません)してきたならば、その一部である私達人間も、そのまま、ありのままでいてこそ、快適に進化、存続していけるのではないでしょうか。

 

現代は、やはり心と身体にかかったストレス、そして疲労によって、そのまま、ありのままでいることが阻害されてしまっていると感じます。

 

瞑想によってストレスと疲労を効果的に取り除いてあげることで、目の前のモヤが晴れ、素晴らしい景色が目の前にやってきます。それは誰もが平等に楽しむことができるものです。

 

これからも超越瞑想(TM)の素晴らしさを伝え続けたい!世界中の仲間たちと、その決意を新たにした10日間でした。

ネイティブチェッカーさんへの質問

日英翻訳をしている私ですが、やはりネイティブスピーカーでないだけに、自分の英語に確信が持てないことが多々あります。

 

そんなとき、「これで大丈夫かなぁ?」とコメントを入れて、ネイティブチェッカーに質問することがたまにあります。

 

あまりコメントが多すぎるとチェッカーさんも大変ですし、質問だらけでも信用を損なうので(苦笑)、量はほどほどにしています。

 

このチェッカーさんとは、彼が日本語の解釈で悩んだときに私がアドバイスしているという意味で、何とかWin-Winの関係を保てているかなと思いますが・・・。

 

例えばこんな感じで質問します。

Please check if this wording sounds OK (especially if it is grammatical to say "propose... to do").
この言い方大丈夫そうかチェックしてほしいのですが・・・(特に"propose... to do"という言い方が文法的かどうか)

このときは次のように回答してくれました。

I guess this is okay, but it does sound a bit weird to me. It might be a bit wordy, but I might say something like “instruct or make a proposal to the XXX unit…”
大丈夫だと思いますけど、ちょっと変な感じに聞こえます。少しくどいかもしれないけど、私なら"instruct or make a proposal to the XXX unit…"のような感じにするかもしれません。

 

私はネイティブっぽい言い回しにすごく関心があるので、「ネイティブならどうやって訳すかな?」ということをいつも考えています。このようなダイレクトな回答は、とても有り難いです。

 

もちろん翻訳時にも、ネイティブの真似をすることはとても大切です。私は、自分がチェッカーを務めたときの翻訳文を、対訳形式でストックしておきます。

 

細かく言うと、「<日本語><タブスペース><英語><改行>」という形式で記述したテキストファイルを、ApSIC Xbenchというアプリケーションを使って検索します。対訳は日々の仕事でどんどん増加していくので、自分だけのデータベースがどんどん増強されていきます。

 

ネイティブへのコメントに話を戻すと、これは翻訳コメント全般に言えることですが、チェッカーに処理を丸投げしないことは非常に大事です。

 

「どうやって訳したら良いかわからないけど、どうしたら良いでしょうか?」というような漠然としたコメントは、チェッカーにとってかなりの負担になります。

 

これを回避するには、

「AとBだったらどっちの訳が良いと思いますか?」
「原文のAという言葉は誤りでBとするのが正しいと思いますが、どう思いますか?」 

など、相手の負担ができるだけ少なくなるようなコメントを書くよう心がけましょう。話はポイントを押さえて簡潔に、とよく言いますが、翻訳コメントも同じです。

 

自分がよく考えた上でネイティブチェッカーに質問するのは、自分の実力アップにつながります。チェッカー側としても簡潔かつ適切なコメントであれば、「よく考えているな」と感じてもらえるので、むしろ信頼につながります。

 

自分の知的好奇心を仕事で満たせるという意味で、とても有り難い仕事をさせてもらっているなと感じます。これからも丁寧な仕事を心がけたいと思います。

 

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ウーファー慣れしているホストの見分け方

前回は、WWOOF(ウーフ)ホストと作業レベルの関係について書きました。

 

今回は、私の独断と偏見で(笑)、ホストがウーファー(ホストにお世話になる私たちのような旅人)の扱いにどれだけ慣れているかを判断する方法を書いてみようと思います。

 

「ファーム」と書かれているステイ先を選ぶ

ホスト一覧が載っているウーフブックを見ると、ホストの名前、連絡先、家や生活環境の説明、主な作業内容、希望する滞在期間、どのような人に来てほしいか、などが書いてあります。

 

私は、ホスト名として「~ファーム」と書いてあるホストを選ぶと、ウーファーの扱いに慣れているホストに当たる可能性が高いと考えます。

 

「~ファーム」と名乗るホストは、実際に農場を経営している場合が多く、ビジネスとしての農業の手伝いをウーファーに求めていると思います。

 

たくさんの人に作業を手伝ってもらう場合、その内容は誰でもできる簡単なものでなければなりません。ホストは作業の指導に掛ける時間を最小限に抑えたいと考えているからです。

 

「ビジネスとしての農業の手伝い」というと敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、実際にはそちらの方が作業工程が整備されていることが多いと感じます。

 

わかりやすいのは、フルーツピッキングです。ひたすら収穫するだけという単純作業です。記憶が少しあいまいですが、ブルーベリーファームにステイしたときは、ホストではなく他のウーファーに作業を教えてもらったかもしれません。

 

他に私が経験したのは、鶏の卵を出荷しているファームで、卵の重さを測ってサイズ別に卵を分けたり、あとは卵を入れるパックにひたすらラベルを貼っていくという仕事もありました。

 

麻のオイルを出荷しているホストのところでは、ひたすらオイルを瓶に詰めたり、やはり瓶にラベルを貼っていくという仕事もやりました。

 

ウーフの主な目的は文化的交流であるため、賃金が発生する仕事のように、雇用主と従業員のような関係になってしまうのは、健全とは言えません。

 

なので、特に最初のうちは「ウーフってこんな感じなんだ」という感覚を掴んで楽しめるようになるために、「ファーム」と書かれているステイ先を選ぶことをオススメします。

 

2~3日のお試し期間がある

もちろん「ファーム」と書かれているステイ先を選んでも、雇用主と従業員のような関係になってしまう可能性がゼロとは言い切れません。

 

逆にファームではない普通の家庭にステイしても、居心地の良い環境が得られることはあります。

 

「2~3日のお試し期間」を設けているホストの家にステイすると、相性が合わなかった場合でも円満にステイを解消することができるでしょう。

 

ウーファーの扱いに慣れているホストは、自分たちの希望とウーファーの希望とが合わない場合があることを理解しています。

 

ホストが求める作業レベルと、ウーファーが予想していた作業レベルが合わないことは、やはりあります。

 

なので、ウーフブックのホスト一覧で「2~3日経った時点でその後どうするか話し合う」というような記述があるホストを選ぶと良いでしょう。

 

このようなホストは、ウーファーに心からその国での滞在を楽しんで欲しいと思っていますから、「この家を離れたい」と言っても理解してくれるでしょう。

 

上でウーフブックと書きましたが、今はウェブ上で検索できるようですね。

WWOOF Australia

wwoof.com.au

 

少し検索してみましたが、ウーフ会員として登録していなくてもホストの情報を検索できるようなので、登録する前にどんなホストがいるか見てみたい方にも安心ですね。

 

更に、会員でないと拡大はできないようですが、ホストや農場、宿泊場所などの写真も見ることができます。

 

例えば、こちらのホスト。ブルーベリーファームです。

Wilderfolk Blueberry Farm

wwoof.com.au

 

私がウーフをしていたのはもう10年近く前なので、インターネットの発達で更に便利になったなと感じます。私の頃は本の情報だけを頼りに、公衆電話からホストに電話を掛けていましたから。

 

ぜひまた海外に出られるようになったら、皆さんにもウーフにトライしてもらいたいなと思います!

 

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また何か思いついたら書きますね。

サラダの思い出

先日妻とサラダを食べているときに、オーストラリア滞在時のことを思い出しました。

 

先日からときどきご紹介している、WWOOF(ウーフ)のステイ先でのことです。

過去の投稿はこちらから↓ 

tmlife-yokubo.hatenablog.com

  

tmlife-yokubo.hatenablog.com

 

あるステイ先では、農作業が終わってランチになると、パンとサラダとスープが出て来ました。

 

ただし、サラダは完全にセルフサービスです。具体的に言うと、切ったりちぎったりしていない野菜、トッピングに使っても良いナッツやチーズ、そしてドレッシング、の材料(笑)がテーブルに並べられていました。

 

初めてこのシステムに遭遇したとき、私は固まってしまいました。どうしたら良いか分からなかったからです。

 

どのようなサラダを作り上げても自由なんです。好きな野菜を入れれば良いし、好きにトッピングして良いし、ドレッシングも好きなように作れば良い。考え方によっては最高に楽しいはずです。

 

でも私は、「定番の組み合わせは?」「見本を見せて欲しい」「無難なのはどんな感じ?」とあたふたするばかりで依然として固まったまま。笑顔で自分流サラダを作り上げていく他の人たちを、気付かれないように横目で見ながら恐る恐る手を出しました。

 

あの頃はとにかく失敗したり皆に馬鹿にされるのが怖くて、何をするのも話すのも、常に二番手以降を選んでいました。先陣を切りたくない臆病者。

 

「自由にして良い」には何の魅力も感じず、他人の真似ばかりしていました。選ぶ食事もオススメや一番人気、そしておまかせセット(笑)

 

オーストラリアでの生活時は、WWOOF(ウーフ)という外国人との共同生活環境の中で、自分で考えること、自分を表現すること、失敗を恐れないことを意識する機会に恵まれました。

 

私が作ったドレッシングを食べて、仲間が「美味しくない」「何でそのオイル使ったの?」と酷評してくることもあれば、「美味しい!全員分作って!」と絶賛してもらえることもありました。

 

ダメ出しがハッキリしている分、褒めるときはしっかり褒めてくれます。これは日本ではあまり経験してこなかったことでした。

 

オーストラリアから長野の田舎に戻ったときは、逆に自己主張がかなり強くなっていたので、もう一度日本での暮らしに馴染むのに時間がかかりました(苦笑)。

 

サラダを食べると、そんなことを懐かしく思い出します。

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WWOOF(ウーフ)の作業レベル

だいぶ前になりますが、海外留学の方法として、WWOOF(ウーフ)という制度をオススメしました。

 

tmlife-yokubo.hatenablog.com

 

今回は、WWOOF(ウーフ)の作業ってどれぐらい大変なんだろう?ということを、ご紹介したいと思います。

 

例えばこんな作業がありました。

コーヒーの収穫

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羊の毛刈り手伝い

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ホストと作業レベルの関係

私は色々なホストのところにお世話になりましたが、作業がとても簡単な場合もあれば、逆にとても難しい場合もありました。

 

作業レベルは、「ホストがウーファー(ホストにお世話になる私たちのような旅人)の扱いにどれだけ慣れているか?」に大きく依存すると思います。

 

作業が簡単なステイ先は、ウーファーに多くを期待しません。作業の内容も、あまり難しい説明を必要としない簡単なものになります。

 

このようなホストは、ウーファーの扱いにかなり慣れていると感じます。あまり難しい作業をお願いすると、かえって手間がかかることを知っているからです。

 

ホストがウーファーの扱いに慣れていない場合、次のような問題が起きます。

 

ウーファーは英語が流暢でないことが多く、農業もだいたい初心者なので、ホストが難しい作業を教えようとすると、

  1. ウーファーが作業内容を理解するまでに時間がかかり過ぎて、一向に作業が進まない。
  2. ウーファーが「Yes」を連発するので理解していると思って任せておくと、全く違うことをやっている。

 

私の場合は、日本人らしく(苦笑)真面目に内容を理解してから作業を行おうとしていたので、特にアクセントの強い英語を話すホストのところでは、なかなか相手の求めていることが理解できませんでした。上記の1のパターンです。

 

2の例ですが、ホストに聞いた話によると、草むしりをお願いしたら、芽を出した野菜を全部抜かれてしまったそうです。たぶん野菜と草の見分けが付かなかったのだと思います(笑)

 

次回ウーフについて書くときは、ウーファーの扱いに慣れているホストを見分けるにはどうすれば良いか?について、だいぶ個人的な意見にはなると思いますが(笑)、書いてみたいと思います。

「忙しい」って言ってるけど・・・?

私の外国人の友達に、常に忙しい忙しいと言っている人がいます。

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彼女は確かに、割と大きな畑をほぼ一人で手入れしたり、家のフェンスを作ったり、石鹸を作ってマーケットで売ったり、とにかくやることがたくさんあるようです。

 

でも、だからと言って余暇がないわけではなく、ソファに座ってDVDを観たり、友達と長電話をしていたり、パソコンでゲームをしていたり(笑)、割とゆっくりしているような印象もあります。

 

なので彼女が「忙しい」と言っていると、「時間があるように見えるけど・・・」と思っていました。

 

「忙しい」を日本語の辞書で調べてみると、

急いでしなくてはならない事に追われている。する事が多くて休む暇もない。多忙だ。

 

英語の辞書で「busy」を調べてみると

if you are busy, you are working hard and have a lot of things to do
「忙しい」と言う場合、一生懸命働いていて、やることがたくさんある

 

日本語の「忙しい」は「しなくてはならない」「追われている」「休む暇もない」という、何となく大変さを感じさせるような言葉が含まれていますが、英語の「busy」は考え方によってはただやることが多いだけと解釈できなくもなさそうです(また英語圏の人の考え方も聞いてみますね)。

 

英語の「busy」がポジティブな意味だというのは明らかに言い過ぎですが、少なくとも彼女からはネガティブな空気は感じません。

 

彼女が「busy」という時はだいたい笑っていて、逆に「busy」であることを誇りに思っているようなところもあります。

 

彼女は「busy」であっても、頼み事をするとだいたいすぐにやってくれるし、友達とも時間を取って会っているようです。よくよく考えると、別に「時間がない」とは言っていなかった気がします。

 

「忙しい」イコール「大変だ、疲れている、頼み事をしないで欲しい」という先入観を何となく持ってしまいがちですが、ポジティブな「忙しい」もあるんだということを彼女から学びました。

 

当たり前だと思っていることを裏側から見てみることも、時には必要ですよね。彼女は今日も、笑顔全開で「忙しく」しています。

 

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無料オンラインコンサートのお知らせ

映画監督のデヴィッド・リンチが創設したデヴィッド・リンチ財団主催の無料オンラインコンサートが、日本時間12月4日午前9:00から開催されます。
 
 
このコンサートには、超越瞑想(TM)を実践するヒュー・ジャックマン夫妻、ケイティ・ペリー、スティング、エルビス・コステロなどが登場します。
 
上記のページで[REGISTER]をクリックし、名前とメールアドレスを入力すれば簡単に申し込みできます。当日観られなくても、申し込めば後日録画で観られます。
 
よろしければご覧ください!
 

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