瞑想のある暮らし ~Take it as it comes~

超越瞑想(TM)インストラクター&翻訳者 大久保雄介のブログです。瞑想、英語、海外旅行、食べ歩きのことなど書いてます。

故郷が外国の方に紹介されました

先日、NHK BSの「Journeys in Japan」という番組に故郷の長野県小川村が紹介されました。

www.nhk.jp

 

長野県に住む英語教師の方がリポートしてくださいました。

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小川村の自慢は、まず何と言っても北アルプスの眺めです。

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そしてご存知の方も多いと思いますが、郷土料理の「おやき」です。

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村内の施設「縄文おやき村」では、上の写真のように囲炉裏で焼いたおやきを食べることができます。

www.ogawanosho.jp

 

小川村は外国人の方々に人気の観光地である「白馬村」にも近いので、ぜひコロナの状況が落ち着いたら皆さんに立ち寄っていただきたいと思います。

 

以上、郷土自慢でした(笑)

変化に惑わされない自分になる

以前書きましたが、超越瞑想(TM)は世界中で1,000万人以上の人が実践している瞑想法です。 

tmlife-yokubo.hatenablog.com

 

 

昨日、フランスで超越瞑想(TM)インストラクターを務める同僚から、こんな知らせがありました。

Lockdown in France until 1st of December in order to save Christmas from lockdown.
フランスは、クリスマスのロックダウンを避けるために、12月1日までロックダウンになった。

 

I've already seen messages from meditators saying "well, now I'll be able to meditate twice a day again".
でも瞑想している人たちからは、こんなメッセージがあったんだ。「これでまた1日2回瞑想ができるようになる」

 

フランスは日本と大きく状況が異なり、1日に3万人以上のコロナウイルス感染者が出ています。

 

外出自粛令が出され、友達と会ったり気軽に買い物に出掛けたりできない状況が続いても、瞑想を続けることで、ストレスに悩まされることなく心の落ち着きを保つことができます。

 

上のメッセージを見ると、自由に外出できるようになり始めたことで、この方はメリットとデメリットの両方を経験されたのかなと思いました。

 

つまり、外の魅力的なものをまた楽しむことができるようになった反面、逆に変化の多さに悩まされるようになったのかもしれないということです。

 

再び瞑想を規則的に行うようになれば、ロックダウンが解除された後も、自分の内側にしっかりと錨を下ろして、外の変化を余裕を持って楽しめるようになるでしょう。

 

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翻訳コメントの付け方

前回の記事では、翻訳チェックの仕事について書かせていただきました。

 

tmlife-yokubo.hatenablog.com

 

前回の最後にも書きましたが、翻訳チェックの仕事では、訳文そのものだけでなく他にも勉強になることがあります。

 

それは、「コメントの書き方」です。

 

翻訳作業では、原文の誤りと思われる箇所の指摘、原文の解釈にどうしても不安がある場合の申し送り、原文とやや違う構造の訳文にした場合、その理由の説明を残すなど、様々なコメントをチェッカーさんや最終クライアントに申し送ります。

 

このコメントの書き方も、実は翻訳者さんによって異なります。

  • Aさん:コメントが少なめ。原文の誤りと思われる箇所も、コメントを付けずに独自に訳を変更してしまっていることがある。
  • Bさん:「~を~と解釈。」と、少し簡潔過ぎる。なぜそう解釈したのか、一言でも説明があると嬉しい。また、日英翻訳は英語ネイティブもチェックするので、コメントは英語で書いた方が親切だと思う。
  • Cさん:コメントが欲しい箇所にコメントが付されていてありがたい。解釈の元になった参照先の文を短く引用したり、コメントの長さも丁度良く気が利いている。
  • Dさん:なぜこう解釈したのか、参照先の文を引用して説明してくれているが、コメントが必要以上に長いことがある。独り言に近い記述もあるので、何をチェッカーに見て欲しいのか簡潔にまとめられると、もっと良くなると思う。

 

私は良いコメントの書き方はどんどん真似し、あまり親切でないコメントを見たときには、反面教師として同じことをしないようにします。

 

コメントが適切に付いていない場合、どこか詰めが甘い印象を受けてしまいます。チェッカー目線で翻訳するようになってから、自分が自分の訳文に納得するだけでなく、他の人が見ても納得できるような工夫が必要だと考えるようになりました。

 

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一言で言えば、訳文に「思いやり」を加えられるのが優れた翻訳者だと思います。

 

自分もその理想を目指して、ますます精進していきたいと思います。

翻訳チェックの仕事

翻訳者の仕事には、翻訳の他にチェックの仕事もあります。

 

チェックの仕事では、原文と訳文を突き合わせて、タイプミス、訳抜け、誤訳などがないかどうかをチェックしていきます。

 

私はこのチェックの仕事が結構好きです。入力する文字の数が少なくなるので手を休めることもできますし、他の翻訳者さんの訳し方から勉強することができるからです。

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5年前にIT翻訳から特許翻訳に転向した私は、最初はひたすらチェックの仕事を受けて、特許独特の言い回しや対訳をストックしていきました。実際の翻訳をするときは、そのデータをフル活用して、優れた翻訳者さんの真似をすることを心がけました。

 

私の訳は色々な翻訳者さんの訳し方が結集されたものと言っても良いかもしれません。特許翻訳をはじめ、技術翻訳はオリジナリティというよりも原文の意味を忠実に伝えることが求められるので、真似をすることはクオリティを上げる一番の近道と言っても言い過ぎではありません。

 

現在は10人ほどいる翻訳者さんの訳をチェックする機会がありますが、長いことやっていると、それぞれの翻訳者さんのクセが分かってきます。つまり、良いところとミスのしどころが掴めてきます(自分も他の人を評価できるような立場では全くありませんが 汗)。 

  • Aさん(バイリンガル):英語が美しく非常に読みやすいが、数字が違う、スペースが抜けるなどのケアレスミスや、タイプミスがときどきある。
  • Bさん(日本語ネイティブ):ケアレスミスは非常に少ないが、英語の言い回しが自然でないことがある。
  • Cさん(バイリンガル):全体的なクオリティは非常に高いが、ごくたまに肯定と否定を逆に訳してしまったり、一文をまるまる飛ばしてしまったりという重要なミスがある。
  • Dさん(英語ネイティブ):訳語の選択が適切であり、原文にも忠実であるが、ときどき思い込みで日本語の解釈を誤ってしまうことがある。

 

このようなポイントが分かってくると、そこを重点的にチェックするようになるので、精度も速度も上がってきます。

 

チェックをしていると、訳し方以外にも勉強になることがあります。これについては、次回書きたいと思います。

作業用パソコン買い替え

自宅作業用のパソコンを買い替えました。

 

会社に勤務していたときから、パソコンはもっぱらここのお店で購入しています。

www.dospara.co.jp

 

パソコンを本格的に使い始めたのは社会人になってからですが、それまでパソコンといえば大手メーカー製のものしか存在しないと思っていました。

 

社会人2年目に、パーツを自分で選んでパソコンを組み立てることができることを知りました。そのときお世話になったのが、秋葉原のパーツ屋さん。

 

今は自分で組み立てるほど熱心ではありませんが、パーツ屋さんが組み立てたパソコンの方が、部品もカスタマイズできるし、お値段も安く上がることが多いと感じています。ドスパラさんはサポートもしっかりしています。

 

今回は、こちらのパソコンを購入しました。

www.dospara.co.jp

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一度ミニタイプのパソコンを買ってみたかったのです。机にチョコンと乗る大きさで、かなり省スペースです。音もほぼ無音に近いです。

 

CPUはよくあるIntel社製ではなく、AMD社製です。性能にそれほど差はないのですが、お値段は1万円以上下がります。

 

翻訳にも使うのでメモリを16GBに増設し、SSDの容量も512GBに増やしましたが、それでも全体で7万円ちょっとで済みました。

 

ディスプレイは付属していないので、もともと持っているものを引き続き使います。

 

またデスク周りをもう少しキレイにして(笑)、作業環境をご紹介できればと思います。

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午後ほど雨?

先日天気予報を見ていると、見出しに次のような文字が並びました。

午後ほど雨

 

日本語は文脈依存度が高い言語ですが、これはだいぶ短くしたなと思いました(笑)。

 

これを見たときに、色々な意味が考えられますよね。

  1. 午前よりも午後の方が降水確率が高い
  2. 午前よりも午後の方が降雨量が多い
  3. 午後の遅い時間になるほど降水確率が高い
  4. 午後の遅い時間になるほど降雨量が多い

 

私はパッと見出しを見たとき、1つ目の「午前よりも午後の方が降水確率が高い」だと思いました。

 

ですが、その天気予報をじっと見ていた妻と後で話したところ、どうも4つ目の「午後の遅い時間になるほど降雨量が多い」ということだったようです。

 

「午後ほど」から「午後の遅い時間になるほど」、そして「雨」から「降雨量が多い」を想像するのは相当難しいと思います。

 

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もしこれを翻訳しなければならないならどうするだろう?と考えてみました。翻訳の仕事ならば、まず意味が曖昧なので、見出しの作成者に具体的な意味を確認するのは必須ですが、とりあえず4つ目の意味で考えてみます。

More rain in late afternoon

 

とりあえず適切な英語になっているかどうか、リサに聞いてみました。リサだったらこう書くそうです。

More rain expected, late afternoon

 または

Heavier rain expected, late afternoon

 

今回は英語はオマケのつもりでしたが、良い発見ができました。オーストラリアのTVで実際に天気予報を見ていたとき、「expected」(予想される)という単語が頻繁に使われていたのを思い出しました。渡航からもう8年も経っているので、すっかり忘れていました。

 

こういう「THEネイティブ」な言い回しに出会うと、嬉しくて心ときめきますね。これぞ英語学習の喜びです(笑)

 

Thanks Lisa!!

日本人英語を添削してみよう(3)

日本人英語の添削第三弾です。

 

以前の記事はこちら↓ 

tmlife-yokubo.hatenablog.com

  

tmlife-yokubo.hatenablog.com

 

今回は、妻が着ていたTシャツに英語添削の材料がありました。

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書き出してみると・・・

The chance to eat is waited for!

 

訳してみると、「食べるチャンスが待たれている」?何となく受動態がおかしい感じがしますね。

 

受動態はともかく、この絵を見て自分だったらどんな英語を書くか考えてみました。

When is the chance to eat coming!?
(いつ食べるチャンスが来るんだろう?)

When can I eat that!?
(あれいつ食べられるかな?)

 

ここでいつものネイティブチェック。友達のオーストラリア人、リサに聞いてみました。少し世間話をした後、

So - about the poor dog who cant reach his food!!
(で、食べ物にありつけない可哀想なワンちゃんのことね)

Waiting for the chance to eat?
(食べるチャンスを待っている、とか?)

 

なるほど、受動態を能動態にしてあげるだけで解決しました。

 

これを書いた方は、きっと英語だから主語を省略してはいけないと思い、でも「The dog」とわざわざ書くのもはばかられて受動態にしたのでしょうか。勝手な想像ですが(笑)


英語ではこのように主語を省略することはよくあるのかとリサに聞いたところ、次のようなお答えが。

Yes - I think normal in this situation. There is a picture (Of the dog) so its unnecessary to confirm it in writing. Its a t-shirt so you want something short and snappy, not an essay.
(この場合は普通だと思うよ。犬の絵もあるから「犬が」と書く必要もないし。Tシャツだからエッセイのようではなく短くて簡潔なものが良いね)

 

今度はリサから一発OKが出るような添削を考えつきたいものです(笑)

 

ではまた次回!ありがとうリサ!